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一般にパスタと言えば乾燥した棒状の麺を想像しがちですが、それはパスタの一種「スパゲッティ」なもので、 実際には様々な形、断面の形状、太さによっても異なる名前が付けられています。それぞれ、見た目を楽しんだり、異なる食感を楽しんだり、ソースや具に合わせて選びます。
その種類は300種類以上と言われており、形によって一つ一つ名前が付いています。
◆パスタの種類
ショートパスタ
フジッリ
ペンネ
ルオータ
ねじれた形をしているパスタ。
斜めに切った先がペン先に似ている事から名がついています。
車輪の形をしたパスタでロテッレとも呼ばれます。
ロングパスタ
カッペリーニ
(直径0.9mm)
スパゲッティーニ
(直径1.5mm-1.7mm)
フィットチーネ
(平形、5mm-8mm幅)
極細のパスタで、イタリア語では『髪の毛』を意味します。
スパゲティよりやや細めでスパゲティ同様に広く使われています。
タリアテッレよりも幅の狭い、きし麺状のパスタ。
◆色づけの名称
パスタには自然の食材を使った色づけがなされるものがあり、 主な三色はイタリアンカラーの緑白赤のもので、「トリカラー」と呼びます。
白は何も入れずに、緑にはほうれん草、赤にはトマトが入っていて、 これら色名とパスタ名を合成して、例えばほうれん草入りフェットチーネなら「フェットチーネ・スピナーチ」と呼びます。
色
食材
表記
読み
緑
ほうれん草
spinaci
スピナーチ
ネトル
赤茶
唐辛子
peperoncino
ペペロンチーノ
赤
ビーツ
オレンジ、赤
トマト
pomodoro
ポモドーロ
オレンジ
赤ピーマン
ピンク
赤かぶ
黄
サフラン
黒
イカ墨
noro di seppia
ネロ・ディ・セピア
この他にもバジルや松の実、サーモンを練り込んだパスタがありますが、色づけと言うより味付けのためと言えます。